はんこ工房 神楽

実印の押印を乱用すると危険性が高まる

効力を発揮する実印

押印と印鑑証明書が揃うことで、義務や権利が発生し、法的、社会的な効力を発揮する実印。

住宅の購入や証書類の作成など、重要なシーンで使用される印鑑であるため、正しい使用や保管に気をつけないと、危険なこともあります。

何にでも実印を押すのは危険

何にでも実印を押すのは危険

まず、いたずらに何にでも実印を押すのは危険なのでやめましょう。

例えその紙が白紙だったとしても、実印を押したあと、余白部分に「○○は△△に××万円借りました」と書かれてしまえば、それが正式な契約書類となってしまい、法的にある程度の効力を持ってしまいます。

さらに、だまされて印鑑証明書まで揃ってしまえば、その内容を覆すのは不可能に近く、実際に書面にある契約内容で支払いをしなければならなくなってしまうのです。

このような危険を避けるため、実印はむやみに押さないこと、押す場合にもその内容をよく読み、自分が納得した内容の書面のみに押印するようにします。

実印と印鑑登録証の保管は厳重に行いましょう

たとえ親族といえども、やたらとその所在を知らせないようにします。

他人であればなおさらです。

印鑑登録に伴う危険としては、やはり三文判など、誰でも安易に入手できる印鑑を実印として登録するのは避けたほうがベターです。

実印が押されていても印鑑証明が一緒でなければその効力は薄れるとはいえ、はじめから偽造の危険性を減らすためにも、できるだけ真似されにくい、オリジナルの印鑑を実印登録しておくほうがより安全でオススメです。