印鑑証明書の有効期限
実印として使っていくために

市区町村に登録後には印鑑証明書を発行してもらわなければ、押した印影が正しく登録されているものかどうかを証明できません。
印鑑証明書には有効期限などは設定されておらず、基本的に無期限で使用できるものになっています。
しかし、この印鑑証明書に対し、何か月以内などの有効期限を言われたりすることがありませんか?
印鑑証明書が必要になる場面
印鑑証明書は、往々にして重要な取引の場面で必要となります。
自動車の購入、不動産の取引であったりと、そこに動く金額などはかなり大きなものになることでしょう。
そのため、ディーラーや仲介会社は、契約時に利用する実印が本当に有効なものであるかどうかを確認できるよう、直近で証明された「印鑑証明書」を求めてきます。
取得から時間が経過した印鑑証明書
何ら役に立たないかといえば、これは大きな間違いです。
印鑑証明書には、有効期限というものがありません。取得から3か月以内というのは、ディーラーや仲介会社が設定しただけのものですので、使わないで取ってある印鑑証明書も、実は有効な存在なのです。
期限が切れて有効でないと考えて、安易に使用してしまうとなんらかのトラブルに巻き込まれる可能性も考えられます。
そのため、必要になった時にのみ印鑑証明書をとるようにすることも重要ですし、取得したのに使わなかった場合には、十分に注意して廃棄する必要があります。